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電力は経済産業活動を初めとして私たちの生活に不可欠のエネルギーですが、鳥取県内で消費される電力(年間約43億kWh)の約7割は、県外からの送電でまかなわれています。
県内には企業局が運転している水力発電所(現在9箇所)を初め、中国電力株式会社や農協などが運営する設備や、新たに太陽光発電等の再生可能エネルギー発電設備が整備されてきていますが、鳥取県のエネルギーの自給率は低い状況です。
企業局では、エネルギーの自給率を高めるために、発電時に温室効果ガスを排出しない再生可能エネルギーを活用した発電である風力発電を導入しています。
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鳥取放牧場は、鳥取市を一望できる位置にあり、年間を通じて主に南北からの風を、 冬季には日本海からの北西風を受けて風車が回ります。
この発電所の建設にあたっては、風の強さや景観、渡り鳥への影響など様々な調査を 行いました。
また、南西に位置する霊石山を拠点に行われているスカイスポーツにも配慮し、 スカイスポーツと共存しながら運営していくこととしています。 |
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企業局は、独立採算※で事業を行っており、建設費及び管理費などの経費を、電気を 売った収益で賄います。
建設に係る総事業費は約8億円で、内訳は国庫補助金約3億円、県民の皆様から お借りしたお金である県民債約1億円、自己資金約4億円となっています。
20年間で資金回収を行うこととしています。 |
※公営企業等で、その経費(事業費や人件費等)を事業経営による収入で賄う方式。
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風車3基で年間約470万kWh(キロワットアワー)を発電し、みなさんの家庭約1,300戸分の電力を賄うことができます。
火力発電の場合、年間約121万リットル(ドラム缶約6,050本)の原油が必要ですが、
風の力で発電するため原油の使用を減らすことができます。
さらに、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出も年間約2,600トン減らすことができます。
※上記は次の値をもとに算出しています。
○一般家庭の電気使用量 年間約3,600kWh
○原油への換算:電力量1kWhあたり0.257リットル
(「エネルギーの使用の合理化等に関する法律施行規則」第4条(別表3は昼間の電気の値を利用)による。)
○二酸化炭素への換算:電力量1kWhあたり0.000561トン
(令和元年度中国電力株式会社の実排出係数(R03.1.7発表)による。)
○ドラム缶1本当たりの原油量:約200リットル |
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出展:NEDOホームページ(2018年3月末現在)
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設置者 |
設置場所 |
定格出力(kW) |
設置基数(基) |
総出力(kW) |
稼働年月 |
大山町(旧 名和町) |
大山町 |
1500 |
1 |
1,500 |
H17.1 |
北栄町(旧 北条町) |
北栄町 |
1500 |
9 |
13,500 |
H17.9 |
鳥取県企業局 |
鳥取市 |
1000 |
3 |
3,000 |
H17.12 |
日本風力開発 |
大山町 |
1500 |
6 |
9,000 |
H17.11 |
日本風力開発 |
大山町 |
1500 |
3 |
4,500 |
H19.3 |
日本風力開発 |
大山町 |
1500 |
5 |
7,500 |
H19.3 |
日本風力開発 |
琴浦町 |
1500 |
13 |
19,500 |
H19.3 |
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風車の名前は鳥取県東部の小学生につけていただきました。
「鳥風」、「空風」、「梨風」の3基が力を発揮します。 |
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